いけのことべえ

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ギレリスのベートーヴェン

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 私はベートヴェンのピアノ曲だとギレリスの演奏が大好きです。学生のころ好きだったのは熱情ソナタ。最近良く聴くのがエロイカ変奏曲。

ギレリス ベートーヴェンLP

 学生のころ、このギレリスの熱情ソナタの入ったレコードを、それはそれは何度も聴きました。正直言えば、今は熱情ソナタを聴きたいとはそんなに思いませんが・・。当時、ffで歪っぽいところがいくつかあったので、カートリッジを替えたり色々した覚えがあります。CDで聴いてみても同じ場所で同じ感じなので、単にマスターの歪だったようです。エロイカ変奏曲はギレリスの全集のCDの一枚に収まっていますが、途中のトラック9からスタートするので聞くのがちょっと面倒でした。

ギレリス ベートーヴェンSACD

 そんな訳でエソテリックから1曲目にエロイカ変奏曲、その後にワルトシュタイン、熱情ソナタがカップリングされたSACDが発売されていることを知ったので、既に販売終了になっていましたが、昨年オーディオ店でなんとか探して喜んで買ってきました。でも、あまり好きな音じゃなかったので放置していました。

 ところが、このSACDのエロイカ変奏曲に編集ミスがあるといううわさを聞き、ネットで検索すると「トラック1「序奏」の”4声”部の最後、リピート後のフェルマータの後の4小節分が欠落しています。」とあります。 私も楽譜を見ながら確かめてみましたが、確かにそのとおり欠落しています。これがエソテリックのマスターの編集ミスかギレリスの解釈かどうか、ギレリスのベートヴェン全集のCDで聞いてみました。

ギレリス ベートーヴェンCD

 おお! こちらはちゃんと演奏しています ^^;; エソテリックのSACDは不良品確定ですね・・・。せっかくなので、聞き比べてみると繰り返し部分にあるTEMAへのブリッジパッセージが無いのでかなり変に聞こえます。ま、購入当初気が付かなかったわけですが ^^;;

 肝心のSACDの音質ですが、初めて聞いたとき「いかにもアナログ的な音だけどあまり印象がよくないな」と思ったのを覚えています。上記CDとSACDを聞き比べてみますと、SACDは音が広がり、艶があり、低音も豊かになっていますが、なんとなく不自然な感じがしました。「俺の知っているギレリスはこんな音じゃない!」って感じです。CDの音のほうがギレリスの演奏にぴったりな気がしていただけに、ちょっと残念でした。レコードの音もCDに近い気がします。

 せっかくLPレコードを出してきたので久しぶりに熱情ソナタを聞いてみました。私の部屋に入ってちゃんとレコードを聞くのは、ひなちゃんが生まれてから初めてかもしれません。デジタル機器が何も無い部屋なので、CDは鳴らせないので同じスピーカーでのCDとLPの聞き比べは出来ません。数年ぶりに鳴らしてみたら、普通に左右から均等に音が出てほっとしました ^^;; レコードは本当に小さな電気を増幅するので、接触不良などのトラブルがとっても多いんです。そんな訳で、音が100%じゃないのが当たり前ですが、割りに良い音でした。もっと近くでピアノの音がしていたような気がするのですが、久しぶりに聴くとちょっと離れた感じでこじんまりしています。 その後SACDの熱情ソナタを再度聞いてみると、いかにもアナログな感じの音ですが、レコードの音と比べるとゴージャス過ぎる音がしていました。
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